「She plays tennis. なのに、She can play tennis. ではplaysにならないの?」
子どもが宿題をしながらそんな質問を持ってくることがあります。
親としてはうまく説明できなくて困ることもあるかもしれません。でも実はこれ、理由さえわかれば「なるほど、そういうことか」と納得できるシンプルなルールです。この記事では、保護者の方向けにこの疑問をやさしく解説します。
まず「三単現のs」を確認する
中学校の英語では、文部科学省の学習指導要領でも
「基本的な文構造の理解」が重視されています。
参考:文部科学省 学習指導要領
英語には「三単現のs」というルールがあります。主語が「三人称・単数(he、she、itなど)」で、時制が「現在形」のとき、動詞の末尾にsをつけます。
ここまでは多くの子が理解しています。問題は「can」が入ったときに何が起こるかです。
canが入ると、動詞のsが消える理由
英語の「can」は助動詞と呼ばれます。助動詞には決まったルールがあって、助動詞の後ろの動詞は必ず原形(変化しない形)になります。
助動詞(can / will / must など)の後ろの動詞 → 必ず原形
つまり、「She can ○○」の場合、canという助動詞が来た時点で、後ろの動詞は原形になります。主語がsheでも関係ありません。
⚠️ 「She can plays tennis.」は間違いです。
canという助動詞がある場合、playにsをつけてはいけません。canが「三単現のsが必要かどうか」のルールを上書きするイメージです。
なぜこのルールが混乱を生むのか
「Sheが主語なのになんで?」という混乱は、三単現のsのルールをしっかり学んだ子ほど起きやすいです。まじめに勉強しているからこそ、「Sheなのにsをつけなくていいの?」と違和感を覚える。
これは実は「学んでいる証拠」とも言えます。ルールを学んだが、例外(助動詞)を学んでいない段階で起きる、典型的な「わかったつもり」のパターンです。
「三単現のsのルール」を知っている
+「助動詞の後は原形」を知っている
この2つが合わさって初めて、正しく使い分けられます。どちらか片方だけでは混乱が起きます。
助動詞canの基本パターンをまとめると
主語が何であっても、canの後は原形。sをつけない。
子どもが混乱したときの伝え方
「canは動詞の変化を止める力を持っている」というイメージが伝わると、理解しやすくなります。canが来たら、その後ろの動詞は「ストップ、元の形に戻れ」という感じです。
テストでよくあるミスは「She can plays」と両方につけてしまうパターンです。canが来たらsは不要、と繰り返し練習することで定着します。
ただ、「わかった」だけで終わらせないことが大切です。インプットで理解した後に、実際に書いて確認する練習が必要です。「She can ___(swim)」のような穴埋め問題を何度も解くことが、定着への近道です。
お子さんの学習状況を、客観的に把握することが第一歩です。
お子さんがどこでつまずいているか、アプリで見える化できます。
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まとめ
「She can play」でplaysにならない理由は、canが助動詞で、助動詞の後は動詞の原形になるというルールがあるからです。三単現のsを丁寧に学んだ子ほど混乱しやすいポイントですが、「助動詞が来たら動詞は原形に戻る」という理解が加わると、すっきり整理できます。
この記事のまとめ
- 三単現のsのルール:主語がhe / she / itのとき、動詞にsをつける
- 助動詞(can)の後は、主語に関係なく動詞の原形
- 「She can plays」は誤り。「She can play」が正しい
- 理解した後は「書いて確認する」練習が定着に必要
お子さんがどこでつまずいているか、把握できていますか?
三単現・canなど、中学英語の文法がどこまで定着しているかは、実際に書いてみないとわかりません。SpellKing Jr. の学習レポートでは、単元ごとの正答率が可視化されます。お子さんの弱点を親でも確認できます。
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